海野十三 『ふしぎ国探検』 「世界には、だれが住んでいますか」…

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GoogleのAI「Gemini」を使用して現代語化しました。 雎�ｽ｣邵ｺ蜉ｱ�･霑ｴ�ｾ闔会ｽ｣髫ｱ讒ｫ蝟ｧ邵ｺ霈費ｽ檎ｸｺ�ｦ邵ｺ�ｽ竊醍ｸｺ�ｽ蠎�妙�ｽ隲､�ｧ郢ｧ繧�旺郢ｧ鄙ｫ竏ｪ邵ｺ蜷ｶ�ｽ邵ｺ�ｧ邵ｲ竏晢ｽｿ�ｽ笘�惷貊捺椢郢ｧ蛛ｵ��￡�ｺ髫ｱ髦ｪ�･邵ｺ�ｽ邵ｺ霈費ｼ樒ｸｲ�ｽ


青空文庫図書カード: 海野十三 『ふしぎ国探検』

現代語化

「この世界には、誰が住んでんの？」
「この世界かい。人間が住んでるよ」
「人間だけ？アリとか桜の木とかは？」
「ああそうか。前の答えを訂正するわ。この世界には動物がめっちゃいるんだ。人間も動物の一種ってこと」
「そうなんだ」
「じゃ、もう一回聞くけど。地球の上で動いてるものは何？」
「おしゃべり」
「それは動物だよ。人間や馬や鳥や魚や、それからカメやチョウやミミズも…全部動物」
「それ以外ないの？」
「動物以外で動いてるものはないよ。だって動物ってのは、動くって書くんだから、動くものは全部動物」
「そうかな」
「じゃ、最後にもう一個だけ聞くよ。地球の上で、感じてるものってなに？」
「自分の行きたいところに行ったり、寒くなったら寒さに耐えたり、おいしい空気を吸ったり、喉が渇いたら水を飲んだりするやつ」
「それは動物だよ」
「俺もそう思う。動物だよね」
「そうなんだよ」
「この世界は動物のものなんだ。地球の上で動いてるのも動物。感じてるのも動物。君たち、そう言ったよね。――このこと、ちゃんと覚えておいてよ。あとでまた同じこと聞くからね」
「話してるうちに、もう着いちゃった。その不思議な国に降りるよ。ちょっと目が回るかもね。ちょっとの間だから、我慢して」

原文 (会話文抽出)

「世界には、だれが住んでいますか」
「世界にですか。人間が住んでいます」
「人間だけですか。蟻はどうですか。桜の木はどうですか」
「ああそうか。さっきの答を訂正します。世界にはたくさんの動物が住んでいます。人間もふくめて動物の世界です」
「そうでしょうか」
「では、もう一つききます。地球の上でうごきまわっているのは何ですか」
「話の泉」
「それは動物です。人間や馬や鳥や魚や、それから甲むしや蝶々やみみずや……みんな動物です」
「その外ありましぇんか」
「動物の外、うごいているものはありません。動物とは、動くものと書くんですから、動くものは動物です」
「そうでしょうか」
「ではもう一つだけたずねます。地球の上で、感覚をもっているものは何でしょうか。いきたいと思った方へいったり、寒くなれば寒さにたえるように用心したり、おいしい空気をすったり、のみたければどんどん水をのんだりもする。それは何でしょうか」
「それは動物です」
「あたしもそう思います。動物です」
「そうでしょうか」
「世界は動物のもの。地球の上で動くのは動物。感覚があり、したいことをするのも、また動物。あなたがた、そういいましたね。――よくこのことをおぼえていて下さい。あとになって、私はもう一度、あなたがたに、同じことをたずねます」
「話をしているうちに、もうきました。そのふしぎな国へ下りていきます。ちょっと目まいがするかもしれましぇん。すこしですから、がまんする、よろしいです」

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